ツバメの巣づくり
Tuesday, May 3, 2005
[life goes on]
ツバメがあちらこちらの電線にとまっていて、物件探しをしているみたいです。我が家は玄関だけはやめてほしいのですけれど、どうにもそこ以外は気に入らないようで、日々交渉(格闘)しています。気持ちはわかるけれど下が糞だらけになってしまうので、どうにも妥協できないところです。
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Tuesday, May 3, 2005
[life goes on]
ツバメがあちらこちらの電線にとまっていて、物件探しをしているみたいです。我が家は玄関だけはやめてほしいのですけれど、どうにもそこ以外は気に入らないようで、日々交渉(格闘)しています。気持ちはわかるけれど下が糞だらけになってしまうので、どうにも妥協できないところです。
Wednesday, May 4, 2005
[miscellanea]
「助けを求めている人がいれば、救助するのが当然じゃないですか」そうやって責任者を糾弾していた人がそんな場面に出くわしたら、きっとカメラをまわし続ける。苦しんでいる人や、それを助けようとしている人を撮り続ける。テレビで救助活動が遅すぎると文句を言っている人がいたけれど、報道陣が救助に加わっていればほんの少しでも違っていたかもしれない。目の前で苦しんでいる人を助けるのが先か、その事実をより多くの人に伝えるのが先か。以前は、その矛盾で苦しむのはジャーナリストだけだった。だけれど、目撃者からの投稿が放送されることも少なくない。自分だったら、どちらを選ぶだろう。
Thursday, May 5, 2005
[museum]
上野の国立博物館で開催されている、ベルリンの至宝展に行ってきました。手前にある科学博物館が40分待ちだったので心配だったけれど、思ったよりもすいていました。とはいっても、中は充分混んでいました。
古代オリエントからギリシア、中世ヨーロッパ、イスラム、近代ヨーロッパまで、幅広い時代が網羅されていました。博物館島のダイジェスト版といった印象。一番ボリュームがあったのは古代エジプトで、新鮮さはないけれどやっぱり素敵でした。連れは、ネフェルティティ王妃の胸像がないことを残念がっていました。(頭部像はあったのですけれども。)「名声の寓意に扮した王子ヘンリク・ルボミルスキの肖像」の薔薇色のほっぺたが可愛かった。目玉のラファエロとボッティチェリは、個人的には今ひとつ。バチカンやウフィツィ美術館で観たものの方が好みでした。
全体的に神話をモチーフにした美術、宗教美術が中心なので、多少の予備知識があるとより楽しめると思う。私は一神教の厳格さよりも、多神教のおおらかさの方が親しみが持てます。痛々しい宗教美術にも心を打たれるけれど、いたずらもすれば浮気もする人間味のある神さまたちが好きです。
Friday, May 6, 2005
[books&magazine,miscellanea]
「てるてる×少年」の最終巻がでているのに気がつきました。最初の頃の「忍者コメディ」というキャッチフレーズはどこへやらのシリアス展開で、超常的な部分は好みではなかったけれど、人の感情の機微を描くのがとてもうまい作家さんだと思います。正吾さんと松子さん、あとは義人さんが好きでした。(年齢を重ねるにつれて年長者に視点がうつるのいうのは、ちょっぴり哀しかったりもするのですけれど。)
最終巻ということで、ある問題を思い出しました。たしか、「島田検定」で出題されていたもので、
A、B、Cという3冊の本があって、すべて読んだ人は全員「Cが一番おもしろい」と言いました。それなのに、それを聞いた人は全員Aを購入しました。何故でしょう。
という問題。
Sunday, May 8, 2005
[books&magazine]
「象の消滅」収録。眠らない女性が「アンナ・カレーニナ」を読み続けるのですが、一度読んだはずなのに筋も内容もほとんど覚えていなかったというエピソードがあって、同じように「象の消滅」に収録されている短篇の中には読んだことがあるものもいくつかあるのだけれど、どれも読めば思い出すものの筋をほとんど覚えていませんでした。読んだときにはいろいろと感じて、いろいろと考えたはずなのに、それらの大部分はどこに行ってしまったんだろう。多分バラバラになってどろどろに溶けて混ざって、頭の中のどこかの引き出しにしまわれているんだろうけれど。
Sunday, May 8, 2005
[restaurant&cafe]
ヒルトン東京内「マーブルラウンジ」のケーキブッフェに行きました。全長3メートルの桜のスイスロールは、オブジェのように飾られていて教えてもらうまでそれがケーキだと気づけませんでした。懐かしさを感じさせる味。エディブルフラワーをあしらったデザートもおいしかったけれど、肝心の花はなんとなく脇によけてしまいました。花は、舌よりも目においしいものだと思っています。
時間を気にしないでゆったりとおしゃべりを楽しめる場所は貴重です。あっという間の3時間半でした。
Monday, May 9, 2005
[miscellanea]
- 天皇陛下は退位すべきだった 戦争責任巡り菅氏
- 民主党の管直人全代表は8日のフジテレビの報道番組で、日中間の歴史認識問題に関連して昭和天皇の戦争責任に触れ「(敗戦時に)天皇陛下は退位した方がよかった。直接的な政治責任はないが、象徴的には(責任は)ある。政治的にも象徴的にも、一つのけじめをつけるべきだった。
- (朝日新聞2005年5月9日朝刊)
天皇制の是非はともかくとして、天皇が退位していたとしても戦争責任を果たしたことにはならないと思います。そうではなくて、天皇やごく一部の軍部にだけ責任があるという考え方に問題があるのではないでしょうか。
Monday, May 9, 2005
[life goes on]
最近よく夢をみます。正確には、夢の内容を覚えたまま目がさめることが多いです。せっかくだから夢日記をつけてみようかとも思ったのですが、残念なことに意識して思い出そうとすると鮮明だったはずのものがどんどん遠ざかってしまいます。起きぬけのぼおっとした頭で、おもしろいだとか荒唐無稽だとか感じた記憶は残っているのに。
Wednesday, May 11, 2005
[life goes on]
夢をみたあとに、それが夢だとしばらくの間気づかないことがあります。本当に他愛ないけれど幸せな夢をみて、それが夢だと気づいたときに泣きたくなったことがありました。
Friday, May 13, 2005
[books&magazine]
1時間くらいで読むことのできる、あっさりとしたお話。なのですが、4部作の完結編なのに前の3作を読んだのが5年くらい前で内容をさっぱり覚えていなかったので、状況把握に苦労しました。かろうじて名前の響きに覚えがあった程度。
文章はあいかわらず綺麗なのですが、よくも悪くも長野まゆみさんらしさが薄れているような印象を受けました。もともと集英社で刊行されたものは河出書房からのものよりまろやかで、それが心地よかったのですが、それともまた違うような。長野まゆみ作品に根底に流れるもの、共通するものに変わりはなさそうなんですけれども、ともすれば嫌悪感を感じてしまう毒々しさと、文章やモチーフの美しさとの際どいバランスに魅力を感じていたのだと思います。正直なところ苦手意識の方が強かったのですが、結構な数を読みました。
そういえば、長野まゆみ作品は、男性からはどういう評価を受けているのでしょう。気になって検索してみたのですけれど、やはりというか、女性の視点からの感想ばかりでした。
Saturday, May 14, 2005
[movie]
Sunday, May 15, 2005
[books&magazine]
森の奥に捨てられたピアノ。壊れていて音が出ないはずのそれを弾くことのできる少年。
成長物語だけれど主人公のみが成長するのではなくて、主人公との関わりの中で誰もが少しずつ成長していきます。「花田少年史」でも感じたけれど、子供の描き方が本当に上手。無神経で、残酷で、まっすぐで、大人が考えているよりもずっとずっと強い。連載が再開されて何よりです。
正装して、かしこまって聴く音楽よりも、リラックスして聴く音楽の方が好きです。(正装すること自体は嫌いではありませんが。)葉加瀬太郎さんや榊原大さんみたいに楽しそうに演奏する方たちは、見ているだけで気持ちがいいです。
ひさしぶりにピアノが弾きたくなりました。以前のようには指が動かないことが自分でわかっていてずっと遠ざかっていましたが、鍵盤に触りたくなりました。なかなか練習する時間をとれなかったけれど弾く行為そのものは楽しかったということを、しばらく忘れていました。
玉石混淆だけれどときどきこういう物語に出逢えるから、漫画はやめられません。それは、フィクション全体にいえることですけれども。
Tuesday, May 17, 2005
[life goes on]
霞ヶ関の某企業に向かう途中の地下鉄の中で、その企業の資料を読んでいたら隣に座っていたおじさまから声をかけられました。以前そこの企業に勤めていて今は関連会社に出向している方らしくて、何かあったら力になるよ、と名刺までいただいてしまいました。世話を焼きたいお年頃なのかしらと思いつつ、ご縁は大切にしたいものです。
Wednesday, May 18, 2005
[books&magazine]
急に読みたくなりました。たしか、日本に帰国して最初に受けた国語の授業で扱ったお話です。国語は好きになれなかったけれど、国語の教科書を読むのは好きでした。
弟の喉から溢れる血が印象に残っています。鮮やかな紅のイメージ。ユウタナジイ=安楽死に対する判断が読み手に委ねられているので、読みかえすたびに悩まされます。
Thursday, May 19, 2005
[life goes on]
電車の窓から外の景色を眺めていたら、空に大きな虹がかかっていました。虹を見たのはひさしぶりです。原理は知っているし、シャワーと日のひかりがあれば簡単に再現することができるけれど、綺麗なものはやっぱり綺麗です。日没間近だったので、すぐに薄闇にまぎれてしまいました。
Thursday, May 19, 2005
[books&magazine]
立ち寄った書店で谷川俊太郎さんのサイン会が開催されていたので、思わず参加してしまいました。整理券の番号がちょうど100番で、隣の方とぽつぽつと話しながら並んでいました。
シンプルで美しくてやさしい言葉で、伝えたいことの本質だけが綴られていて、透明感があって、大好きです。余分なものを削ぎ落とした鋭い言葉に、どうしてやさしさを感じることができるのだろう。
詩はかくれんぼしている
出来立ての詩集のページで
形容詞や副詞や句読点にひそんで
言葉じゃないものに見つかるのを待っている
(シャガールと木の葉 「詩は」より)
Friday, May 20, 2005
[books&magazine]
苦痛を抱えながら何十年も死の幸福を願いながら生き続けるのと、数日後にさほど苦しまずに死ぬのと、どちらが幸福かというお話。選ぶのは本人ではなくて「不思議な少年」で、彼はまったく迷いません。
ペシミズムと人間不信に溢れているのに、不思議と後味は悪くありませんでした。テオドールと「不思議な少年」との対話の中に、著者であるトウェイン自身の葛藤が伺えるからだと思います。
Monday, May 23, 2005
[books&magazine]
ふと読みたくなったのに在庫切れ重版未定だったので、図書館から借りてきました。
児童書では珍しく、離婚を扱ったお話。今読むと、イレーネ・ゲルラハ嬢にはちょっぴり気の毒に思えました。今でこそ離婚はとりたてて珍しいことではなくなったけれど、このお話が書かれた時代にはどうだったのでしょう。離婚そのものは夫婦の問題だけれど、やっぱり親子の問題でもあると思うので、家族できちんと話し合ってほしいです。
Tuesday, May 24, 2005
[cosmetics]
少し遅れてしまったけれど母の日のプレゼント用にソニアリキエルの夏の限定「レユールリキエル」のコキアージュと、自分用に「レーヴルグラッセ」のキールロワイヤルを購入しました。
レユールリキエルは4色入りのストライプのアイシャドウで、いくつか自分でも持っています。コキアージュはニュアンスの異なる4つの白で構成されていて、他の色にプラスしたり、あとは大きなブラシで4色を混ぜてハイライトに使ったり、一番遊べると思って選びました。母も喜んでくれたので、よかったです。
レーヴルグラッセは購入するつもりはなかったのですが、予約していたレユールを取りにいったときにつけてもらったら綺麗だったので。キールロワイヤルという名前らしいはっきりとした赤色で、透明のグロスとあわせてカジュアルに使おうかと考えています。
Tuesday, May 24, 2005
[books&magazine]
読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。
耳に痛いです。ショウペンハウエルらしい皮肉に満ちていて、説得力があります。ただ、悪書を避けて良書だけを読むことは理想なのでしょうが、文学を育むには悪書もまた必要であるとも感じます。
Friday, May 27, 2005
[miscellanea]
少し前ですが、NHKで「学位生産工場」という特集が組まれていました。アメリカの、学費さえ納めれば授業に出席しなくても学位を授与する教育機関のことです。それはあきらかに詐欺行為で、厳しく取り締まっているという特集だったのですが、では日本の多くの大学が学位生産工場でないと言い切れるのでしょうか。一度も授業に出席していなくても単位を取得できる授業は数多くあります。大学で全く勉強しなかったということが公然と言えてしまう、言い換えれば勉強に(だけ)打ち込んでいたということがネガティブな印象を与えかねない社会で、学問的な探究心なしに大学に進学する意味はどこにあるのでしょう。
Saturday, May 28, 2005
[books&magazine]
この世界がきみにために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。世界ときみは、二本の木が並んで立つように、どちらも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。
池澤夏樹さんの芥川賞受賞作。ひんやりとしていて、気持ちのいい文章。解説でも述べられていることですが、唐突にも思える物語の展開は、静謐で詩的な文章を小説という表現媒体に結ぶつなぎなんだと思います。自分と社会との距離のとり方なんかを喚起させられました。
余談、というか内輪の話になってしまいますが、お世話になった元奥様がいつの間にか退職されていて、その経緯を聞いて驚きました。
Saturday, May 28, 2005
[life goes on]
母がご近所同士の食事会に参加したときに、ある方からしきりに娘さん(私)を紹介してほしいと頼まれたとのこと。息子さんが忙しさのあまり婚期を逃しそうだとかなんとか。かと思えば「将来子ども同士を結婚させましょう」と約束した相手がいるのよ、と突然言い出したり。両方とも私は面識がないし、まだまだ結婚を真剣に考えるような年齢ではないし、特に不自由しているわけでもないし、つまるところ当分結婚するつもりはありません。
Saturday, May 28, 2005
[miscellanea]
ブロードキャスターを観ていたら、靖国神社の基本というコンセプトで靖国神社の沿革が紹介されていたのですが、その中で気になったこと。放送ではフリップでさらりと流されていましたが、靖国の起源は戊辰戦争の官軍(政府軍)の戦没者を祀るために建立されたもので、敵見方を含むすべての戦没者を等しく祀っているわけではありません。かつて朝敵とされた者や本殿に祀られていない民間人を含む戦死者は、敷地内の鎮霊社に祀られています。そのため厳密な意味で怨親平等とはいえず、そのあたりが靖国問題を複雑化させているのに言及しないのは画竜点睛を欠いていると感じました。
Sunday, May 29, 2005
[the friday five]
questions are from the friday five
Sunday, May 29, 2005
[books&magazine]
「スティル・ライフ」収録。恐竜を飼う少女の話が随所に挿入されるなど幻想と現実とをゆらゆらと揺蕩っていて、意図的にとりとめなくしている印象。主題はちゃんとあるのだけれどよせてはひく波みたいで、そのリズムが心地いい。冷戦構造や平和構造に関する議論は目新しいものではないけれど、それさえもさらりと流してあるところが押し付けがましくなくて素敵です。