ぬしさまへ
Saturday, December 3, 2005
[novel, 畠中恵]
畠中恵さんの「ぬしさまへ」を読みました。「しゃばけ」の続巻にあたる短編集で、6編が収録されています。
作者が漫画家出身だからか、もともとの能力か、自分の頭の中の視覚イメージを文章におとすのが巧みな方だと思います。文庫版なので初出がわからないのですが、同じ設定説明がたびたび繰り返されているので、雑誌で短篇連載されたものかな。古い順収録されたのだとしたら、筆力が着実に上がっているように感じられました。最後に収録されている「虹を見し事」は物語の仕掛けもおもしろく、水面に映った月の光をすくうなどの摩訶不思議な情景が特に美しかったです。